若くて健康であればほとんどの場合、毛はツヤツヤして綺麗なものですが、若くても毛ヅヤが悪い犬もいます。
今回は犬の毛ヅヤが悪くなる原因と、綺麗に保つポイントを紹介します。
目次
1.理由1|栄養不足
2.理由2|シャンプー・ブラッシング不足
3.理由3|乾燥
4.理由4|老化
5.理由5|皮膚やホルモンの病気
6.まとめ|被毛の状態は健康のバロメーター
体は食べたものから作られます。被毛にまで栄養が行き渡らないと、毛ヅヤは悪くなってしまいます。
栄養不足の理由には、十分に食べていない、食事の栄養バランスが偏っている、食べたものをうまく消化・吸収できていない、などがあります。
毛ヅヤが気になる犬に対しては、消化が良く、良質なタンパク質を含んだ、栄養バランスに優れた食事を与えてみると、改善するかもしれません。
また、被毛を美しく保つサポートが期待される必須脂肪酸やビタミン、ミネラル、腸内細菌のバランスを保つ効果を期待して、サプリメントやプロバイオティクスなどを試してみるのも良いでしょう。
美しい被毛を保つには、日頃のお手入れが重要です。
皮膚や毛についたままの汚れは皮膚を刺激し、皮膚病の原因になることもあります。
またブラッシングには、犬の皮膚や被毛の汚れを取り除く以外に、血行を良くする効果が期待されます。
もちろん、シャンプーにも汚れを取り除く効果があります。
定期的なシャンプーと毎日のブラッシングで、綺麗な状態に保ちましょう。
乾燥は毛ヅヤを悪くする原因です。
ブラッシング時に保湿スプレーを使うことも検討してください。
また、洗いすぎや間違ったシャンプー剤の使用は乾燥を招いてしまいます。
シャンプー後はリンスで保湿しましょう。
どのシャンプーが適しているかは犬や皮膚・被毛の状態によって違ってくるので、獣医師やスタッフにご相談ください。
歳をとると新陳代謝が悪くなるため、毛の質が変化し、皮膚はカサついた状態になります。
ノミやダニの寄生、細菌や真菌などによる皮膚の感染症、アレルギーなども毛ヅヤが悪くなる原因です。
甲状腺機能低下症(ホルモン病の一種)の犬では毛ヅヤが悪く、毛がボサボサになり、若いのにシニア犬のような見た目になることが特徴的です。
ほか、副腎皮質機能亢進症や腎臓・肝臓の異常など、被毛に影響が出る病気は様々です。
甲状腺機能低下症についてはこちらのページで詳しく解説しています
副腎皮質機能亢進症についてはこちらのページで詳しく解説しています
犬の皮膚や被毛は、飼い主さんの目で変化を感じ取りやすい場所です。
単にお手入れ不足や老化の可能性もありますが、その裏には病気の存在があることも。
清潔ではない皮膚や被毛は皮膚病の原因になり、日々のストレスにもつながります。
日頃から様子を見て、しっかりケアしてあげましょう。
愛犬愛猫との暮らしに役立つ知識について、下記のページでもまとめています。
散歩中に人や犬に吠えてしまう愛犬への対処法についての記事はこちら
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