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犬と猫のお手入れの必要性と頻度について│わからないことがあれば当院までご相談ください!

2023.06.09
犬の病気猫の病気

お手入れには、犬や猫が元気で幸せにくらしていくためのメリットがたくさんありますが、それぞれのやりかたや頻度などにお悩みの飼い主さんも多くいます。

そこで今回は、犬や猫と暮らすうえで必要なお手入れについて、特に爪切り、耳掃除、肛門腺絞りのメリットやおすすめの頻度をお話しします。

爪切り


人間と同じように犬や猫の爪は生きている間ずっと伸び続けますが、飼い犬や飼い猫は野生の犬や猫に比べて爪を使う機会が少ないため、定期的に切ってあげる必要があります。

犬の場合は歩いている時にカチャカチャ音が鳴るのが、爪が伸びすぎている合図になります
そのほか、犬も猫も、爪が伸びすぎると絨毯やタオルに引っ掛かったり、皮膚に食い込んで出血したりします

爪切りの頻度は月に1〜2回が目安ですが、個体差があるため、気になる場合は診察の際にご相談ください。

ご自宅でもできますが、深く切りすぎると神経や血管を傷つけ、強い痛みが出てしまいます。
指先に触られることを嫌う犬や猫もいるので、心配な場合は動物病院やトリミングサロンで切ってもらうと良いでしょう。

 

耳掃除


耳には自浄作用があるため、外耳炎など耳のトラブルがない場合は、基本的に耳掃除は必要ありません
むしろ、やりすぎや不適切な耳掃除が耳のコンディションを悪くしてしまうこともあります。

耳掃除が必要な犬や猫は、外耳炎、耳の皮膚の皮脂が多い、垂れ耳で湿気がこもりやすいなどが挙げられます

1ヶ月に1回ほど耳の状態をチェックして、耳掃除が必要かどうかを確認しましょう。

基本的には耳のケアは動物病院で行う方が良いでしょう
治療など、お家でのケアが必要な場合は、獣医師がやり方を説明します。

 

肛門腺絞り


肛門腺とは肛門の左右に1対ある袋で、中に臭いの強い分泌物を溜めています。
通常、この分泌物は排便時にうんちと一緒に出るため、全ての犬や猫が絶対に肛門腺を絞らなければいけないわけではありません。
しかし、うまく出せない犬や猫では、定期的に絞ってあげる必要があります。

分泌物が溜まりすぎている合図は、肛門を床や壁、飼い主さんの足などに擦り付ける行為です
溜まりすぎは炎症や破裂につながる恐れがあるため、注意が必要です。

この分泌物はかなり臭うので、もし絞るのであればシャンプー前などがおすすめです。

 

まとめ|難しい場合はプロの手を借りよう!


今回紹介した犬や猫のお手入れは、どれもご自宅で行うことができるものです。
しかし、方法や頻度を誤るとトラブルが生じてしまうこともあるので、基本的にお家で行うにしても、一度は獣医師に話を聞くと良いでしょう。

また、トリミングやフィラリアのお薬の処方で来院される際に、これらのお手入れをするのもおすすめです。
健康なうちに病院に慣れておけば、万が一病気になった時も安心ですし、何より定期的に受診することで病気の早期発見ができるでしょう。

当院HPの診療案内、サービス紹介ページに当院で対応しているお手入れについて記載しておりますので、ご参照ください。

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愛犬愛猫との暮らしに役立つ知識について、下記のページでもまとめています。

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