猫にとって外の世界は危険がいっぱいです。気を付けていたのに、玄関や窓から外に出てしまったなんてこともあるかもしれません。
もし愛猫が脱走してしまった場合、どのように探せば良いのでしょうか?
今回は、猫の主な脱走経路と対策、万が一逃げ出してしまったときの探し方を紹介します。
■目次
1.主な脱走経路
2.脱走対策
3.脱走してしまった猫の探し方
4.まとめ
猫の主な脱走経路は玄関と窓です。
特に玄関からの脱走は多く、家族が出入りする際に外に出てしまうケースが多く見られます。
また、窓やベランダからの脱走は落下事故につながる危険があるため、特に注意が必要です。少しだけ開けておいた窓を、猫がさらに開けて外に出てしまうこともあります。外への興味が強い猫の中には、自分で鍵を開ける子もいるようです。
さらに家からの脱走以外にも、外出した際にキャリーから脱走してしまうケースがあります。
移動中にキャリーから出さないようにするのはもちろん、うっかり出てしまうことがないよう、扉はきちんと閉めておきましょう。
玄関からの脱走を防ぐには、玄関に続く廊下に猫が飛び越えられないような高い柵を設置するか、玄関に続くドアにはロックをかけるなどして、猫が玄関に入れないようにしましょう。
また、猫がいる部屋の窓の鍵はしっかり閉めましょう。二重ロックをかける、対策グッズを利用するなどの工夫も効果的です。
猫は発情期になると相手を求めて外に出たがるため、繁殖予定がない場合は脱走防止のためにも、早めに避妊・去勢手術を検討することをお勧めします。
避妊・去勢手術についてはこちら
また、万一脱走してしまった場合に備えて、マイクロチップや迷子札を装着しておくと安心です。
マイクロチップについてはこちら
猫が室内でもストレスを感じることなく、快適に過ごせるような環境を整えることも大切です。キャットタワーやおもちゃ、隠れる場所などを用意し、一緒にたくさん遊んであげることで、猫の好奇心を屋内で満たしてあげましょう。
室内で暮らしている猫が脱走したとしても家の周りに隠れていることが多いので、まずは家の近くで猫が隠れていそうなところを探してみましょう。
見つからなかった場合は自分で帰ってくる可能性もあるので、家の周りに猫のお気に入りのご飯やおもちゃを置いて、家の場所を知らせてあげましょう。
また、管轄の保健所や動物愛護センター、警察署、動物病院などに連絡し、保護されていないか確認することも大切です。
猫の捜索には情報収集が非常に重要です。ポスターを作製し、SNSで呼びかけるなども効果的です。最近ではペット捜索専門の探偵もいるようです。
脱走した猫を発見した際は、慌てて捕まえようとすると逃げてしまうことがあるので、警戒されないよう落ち着いて優しく呼びかけましょう。
どうしても捕まえられない場合は、保護団体や動物愛護センターに相談すれば捕獲器を貸してくれることもあります。
今回は猫の脱走経路と対策、脱走してしまった場合の探し方についてご紹介しました。
もし愛猫が脱走してしまった場合は、外で病気や怪我をしてしまうこともありますので、無事に保護できた際には必ず動物病院に連れていき診察を受けましょう。
■関連する記事はこちらで解説しています
犬と猫の骨盤骨折について|落下や交通事故が原因になる
交通事故や落下事故には気をつけよう│犬と猫の横隔膜ヘルニアについて
動物病院に行くまでの移動の間で気をつけてあげたい猫のこと
一人暮らしの飼い主がオス猫と上手に暮らすポイント
光が丘動物病院グループ
東京都練馬区に本院を置き、東京都内、埼玉県で4つの動物病院を運営しています
お問い合わせはこちら
■分院名をクリックすると各院のページに遷移します
練馬本院(東京都練馬区)
川口グリーンクリニック(埼玉県川口市)
とくまるクリニック(東京都板橋区)
月島クリニック(東京都中央区)