愛犬や愛猫の便がいつもより固い、何日もきちんと出ていない、などの様子が見られるともしかして便秘かもしれない、と心配になりますよね。
犬や猫も食べ物の変化や運動不足、ストレスなどで一過性に便が出にくくなることがあります。しかし、何日も出ていないのであれば病気が原因かもしれません。
便がどのくらい出ていなかったら受診した方がいいのか 生活面での注意やマッサージなどの対策など、今回は、犬や猫の便秘について、食べ物やマッサージなど含めて解説します。
目次
1.どうして便秘になるの?
2.どんなときに病気を疑うの?
3.家でのケアはどうする?
4.まとめ
病気でなくても水分不足や食事の変化、運動不足、薬の影響、環境の変化によるストレスなどで、一時的に便が出にくくなることはあります。
しかし、以下のように病気が原因で便秘になることもあります。
主な便秘の原因になる病気
・腸閉塞(異物の誤飲誤食を含む)
・巨大結腸症
・腸の腫瘍
・肛門周囲の異常(会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫、肛門嚢炎など)
・直腸を圧迫する病気(骨盤骨折、前立腺肥大、生殖器系の腫瘍など)
・神経系の障害(椎間板ヘルニアなど脊髄の疾患)
・内分泌系の病気(甲状腺機能低下症・亢進症、上皮小体機能亢進症など)
・その他、衰弱や脱水を起こす病気
便が固くて少し出しにくそうにしていても、元気で食欲があり、出しづらそうな状態が続かないようであれば少し様子を見ても良いかもしれません。
ただ、何日もこの状態が続く、便をするときに痛そうにしている、嘔吐などほかにも症状がある、元気がないなどの様子が見られる場合は、病気の可能性もあるため、受診するようにしましょう。
また、食べているのに便がまったく出ない、お腹が張っているなどが見られる場合は明らかに異常があります。
すぐに動物病院に連れていくようにしましょう。
通常は、健康であれば1日に1〜3回の排便がありますが、排便回数には個体差があるため、普段の回数を把握しておき、回数が減ったら他に異常がないかを注意しましょう。
一過性の軽いものであれば、よく水を飲ませる、便秘に効果のあるフードに変更するなどで、お通じが良くなることもあります。
また、運動不足やストレスは便秘の原因になるので、適度に運動させることも重要です。
お腹のまわりを、円を描くように優しくなでるマッサージが効果的なこともあります。
ただし、フードの変更やマッサージといったご自宅でのケアは、飼い主さんのみの判断ではなく、獣医師にご相談いただいてからの方が良いでしょう。
なお、人間では、オリーブオイルなど油分をとると便が出やすくなるという話もありますが、過剰な油分は急性膵炎の原因になることもありますので、くれぐれもお控えください。
うんちは健康の1つのバロメーターです。たかが便秘と何日も放置してしまうと、どんどん悪化してしまうこともあります。
一過性のものなのか、それとも他に原因があるのか早めに判断することが大切です。
ご家庭での判断は難しいと思いますので、気になる場合はいつでも当院までご相談ください。
主な便秘の原因になる病気の関連記事は下記から
光が丘動物病院グループ
東京都練馬区に本院を置き、東京都内、埼玉県で4つの動物病院を運営しています
■分院名をクリックすると各院のページに遷移します
練馬本院(東京都練馬区)
川口グリーンクリニック(埼玉県川口市)
とくまるクリニック(東京都板橋区)
月島クリニック(東京都中央区)