おうちの家具やクッション、ぬいぐるみや人間の手など、手当たり次第なんでも噛んでしまう愛犬にお困りではないですか?
愛犬の噛み癖に困っている飼い主さんは意外と多くいます。
今回は犬の噛み癖の理由と対策を、子犬と成犬に分けてまとめました。
目次
1.噛んでいいもの、いけないもの2.成犬は恐れやストレスから。病気が隠れていることもあるため注意が必要 3.まとめ
犬が人や物を噛む理由は様々ですが、子犬は物を噛む本能的な欲求が特に強く、さらに乳歯から永久歯に生え変わる時期には口の中の違和感から物を噛むことが増えます。
また、遊んでいてつい楽しくなり、興奮することで噛んでしまうことも、子犬の時期によくみられる現象です。
犬の噛む欲求は本能的なものであるため、噛むこと自体をやめさせることはできません。
むしろ、それを否定してしまうとストレスがかかってしまいます。
だからといって、なんでも噛むことを許してはいけません。
子犬の時期に「噛んでいいもの、いけないもの」をしっかり覚えさせないと、成犬になってから思わぬトラブルを招いてしまいます。
犬の噛む欲求には、動く物を追いかけて噛み付きたいタイプと、かじり続けたいタイプの2つがありますので、それぞれ対応するおもちゃを用意してあげましょう。
噛んでいいおもちゃの方が犬にとって魅力的であれば、そちらを噛むようになります。
また、噛ませたくないものは、噛みつき防止スプレーをかける、噛めないようにカバーする、片付けるなどして、そもそも噛む機会をなくしましょう。
成犬が噛む理由で一番多いのは、自分の身や大切なものを守ろうとする本能的な防衛行動です。
寝ているときに突然触られた、急に頭に触られた、知らない人が近づいてきたなど、恐怖や驚きを感じたときについ噛んでしまうことがあります。
特に警戒心が強い性格の犬の飼い主さんは、悩んでいる方が多いかもしれません。
噛む機会をなるべく与えないよう、恐れやストレスの原因になるものを避け、なるべく安心させてあげましょう。
また、暇を持て余したときや、ストレスから近くにあるものを噛んで遊ぶ犬もいます。
この場合は、散歩や遊びでストレスを発散させてあげましょう。
なお、いつもは温厚で決して人を噛まない犬が突然噛むようになった場合は、病気が隠れていることもあります。
単に性格の変化や老化と片付けずに、獣医師に相談してみましょう。
子犬であっても成犬であっても噛むことには理由があるため、その理由に沿った対応をしてあげましょう。
お家でのしつけが難しい場合はしつけ教室やドックトレーナー、行動診療科など、プロの力を借りるのもおすすめです。
愛犬愛猫との暮らしに役立つ知識について、下記のページでもまとめています。
散歩中に人や犬に吠えてしまう愛犬への対処法についての記事はこちら
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