子犬や子猫を迎えたら、はじめに取り組まなければならないのがトイレのしつけです。
人間と生活をするうえで避けて通れないしつけですが、うまくいかずに悩んでいる飼い主様も多くいます。
そこで今回は、子犬や子猫のトイレトレーニングについて、失敗の原因と対策を紹介します。
目次
1.原因1|間違った場所をトイレだと覚えてしまう
2.原因2|しつけのタイミングを逃している
3.原因3|失敗したときに叱った
4.原因4|トイレに問題がある
5.まとめ
飼い主様が決めたトイレ以外の場所をトイレと認識してしまう場合があります。
例えば、おうちに迎えた初日におしっこした場所をトイレと覚えてしまったパターンです。
初日からトイレトレーニングを始められるよう、トイレ環境をきちんと整えておきましょう。
子犬はケージから出してすぐにおしっこをしてしまう子も多いので、放す場所やサークル内にペットシーツや新聞紙を敷いておき、その上に排泄をしたら褒めてあげましょう。
猫の場合は、お家に来る前に使っていたトイレの砂を少し分けてもらって、トイレに入れてあげると、ニオイで場所を認識してくれるでしょう。
また、トイレ以外の場所で排泄をしたときに残ったニオイで、そこをトイレと間違えて覚えてしまうこともあります。
トイレ以外でそそうをした場合は、ニオイも含めてきちんと処理しましょう。
子犬や子猫の時期は排尿間隔が短いため、トイレのしつけをする機会が多く、トイレトレーニングには最適な時期です。
このため、飼い主様が排泄のタイミングを逃さず、成功したときにきちんと褒めてあげていれば、着実にしつけることができるでしょう。
しかし、ここで目を離してしまうと、子犬や子猫が別の場所にそそうをしてしまい、そこをトイレと間違えて覚えてしまうこともあります。
サークルやケージから出すときは目を離さず、しつけのタイミングを逃さないようにしましょう。
トイレ以外の場所でそそうをしてしまった子犬や子猫を叱ってしまうと、排泄自体に悪いイメージを持ってしまいます。
重要なのは褒めることです。偶然でもいいので、トイレで排泄をしたら褒めてあげましょう。
犬の場合は、ペットシーツをたくさん敷いて「偶然」を増やしてあげると、より効果的です。徐々にシーツの枚数を減らし、「必然」にしていきます。
人が頻繁に出入りする、テレビの音がうるさいなど、トイレ自体が落ち着かない場所だと、そこで排泄してくれないことがあります。
また、トイレが汚い、サイズがあっていないなど、トイレ自体に問題があることもあります。
トイレは静かであまり人が来ないところに、清潔でサイズの合うものを置いてあげましょう。
トイレトレーニングは、子犬、子猫のしつけの中でも特に重要です。普段の生活だけでなく災害時にも影響するため、身に付けやすい子犬、子猫の時期から早めに開始することがおすすめです。また飼い主様自身でのしつけが難しい場合は、しつけ教室を利用してもよいでしょう。
何かお困りの際は当院までご相談ください。
犬のトイレ、おしっこについては下記の記事でも詳しく解説しています。
おしっこは多いのは、何が原因?
室内でオス犬を飼うとき必要な、トイレに関する2つの知識。
おしっこが多いはマーキング行動?
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