私はもともと仙台にある専門学校に通っていたのですが、学校で開催された就職説明会に参加したことが光が丘動物病院グループを知るきっかけとなりました。
就職説明会に参加した際、光が丘動物病院グループは、外来件数が多いことを病院の特徴として挙げていました。当時の私は愛玩動物看護師として様々な経験をしていきたいと思っていたので、そのことに魅力を感じました。
研修期間中もスタッフの方が、本当に親切に接してくださり、ホスピタリティに溢れた病院なんだなと思いました。
就職活動中は他の病院にも見学に行かせていただきましたが、病院の雰囲気やスタッフの温かさが当院に就職した1番の決め手となりました。
専門学校を卒業し、しっかり勉強してきた自負もあったので、入社当初は「大体のことはわかるだろう」という気持ちがありました。ですが、現実はイメージしていたものと大きく異なりました。1ヶ月でノート1冊を使い切ってしまうくらい覚えることが多くて、「こんなに大変なのか」と正直おどろきました。
正直言うと、3年目を迎えた頃に将来のことを考え、愛玩動物看護師を辞めようと思った時もありました。そこで、自分が抱えている不安や不満を事務長に伝えたところ、改善するように努めてくださり、これまで頑張ってこれたという過去もあります。
今では9年目を迎え、スキルアップだけでなく、愛玩動物看護師としてのキャリア形成にも力を入れていきたいと思うようになりました。実際に最近は、新人教育に積極的に関わらせていただき、スタッフのマネージメントに携わっています。
人に教えたり、マネージメントしていく中で、自分の知識や経験をアウトプットする機会がすごく増えました。自分の中で積み上げてきたものをアウトプットすることで、さらに磨きがかかり、自分自身の成長にすごくつながっていると感じます。
愛玩動物看護師がスキルアップしていくためのロードマップを作成しています。また全分院共通のルールブックも作成し、グループ内でスキルを統一化できるよう日々試行錯誤しています。
また新人教育としては、2〜3年程度のカリキュラムを用意していて、その間はマンツーマンで先輩スタッフが指導にあたります。私はその中で、新人スタッフの相談相手にもなりますが、先輩スタッフのメンタルケアや指導のサポートも行っています。とにかく困ったときに抱え込ませないということを心がけています。
そうですね。母校からお声かけいただいて、講師を務めさせていただいています。学校で学ぶ参考書は動物看護のベースになります。講師をすることで現場レベルでの経験や知識だけではなく、土台部分の情報も常にアップデートしていけるので、現場での指導や教育にも非常に役立っています。スキルブックの作成や統一した知識の根幹になっています。
診察に出るのが好きで、飼主さまや動物たちと直接関わることで、愛玩動物看護師としての実感ややりがいを感じることができます。
獣医師に比べると愛玩動物看護師は、飼主さまから名前を覚えていただいたり、感謝の言葉をかけていただくことは少ないと思います。ですが仕事を続けていく中で、そういったことがあると心からやっていて良かったなと感じます。
人材育成や講師活動も大切ですが、現場で働いているからこそできる経験や学びというのを、今後も深めていきたいですね。