腫瘍ができた

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肛門周囲腺腫

肛門周囲腺腫とは犬の肛門の近くにみられる腫瘍の一種です。

一般に腫瘍は肛門近くの皮下や尾の裏側にでき、簡単に目につく「しこり」として認められます。これは8才をこえた雄犬でよくおこる腫瘍です。

良性の肛門周囲腺腫は雄犬によく認められ、雌では悪性の肛門周囲腺癌がほとんどです。

肛門周囲腺腫は雄性ホルモンが関与しているため、去勢していている犬では本症の発生はほとんどみられず、腫瘍の退縮も期待できることがあります。

腫瘍は直径0.5~10cmの単発性あるいは多発性の腫瘍として出現します。

大きな腫瘍では一般に潰瘍を作り出血が見られます。加えて大きな腫瘍は肛門を圧迫し排便を困難にすることがあります。

悪性のものでは周囲のリンパ節、腹腔内臓器、脊椎などいに転移して重篤な症状を発現することがあります。

一般にこの腫瘍は良性と診断されても経過とともに悪性に変化することがあり、摘出手術後の再発率も高いです。

予防として早期の去勢手術をお勧めします

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