明日はいよいよ猫の避妊手術。 準備はできていますか? 忘れていることはないでしょうか? 手術の前日に飼い主さんがしておかなければならないコト、しておいた方がよいコトについて紹介します。
手術の前には「絶飲絶食(ぜついんぜっしょく)」という獣医師からの指示があるはずです。 麻酔をかけた際に胃の中の食べ物を吐き戻し、それを間違って誤嚥しないようにするための指示です。 最後の食事から手術までに12時間以上は空けたいので、前日の夕飯を食べたら、そのあとは食事は与えてはいけません。もちろんオヤツもダメです。 その次の手術の日は丸一日は基本食べられないので、しっかり食べさせてあげましょう。
ときどき聞くのが、「間違って猫に朝のエサをあげてしまいました!」というもの。 わかっていた当の本人が忘れてしまう事もあるようですが、特にご家族が知らずにあげていたという事もあるようです。 朝にしっかりと食べてしまうと、慎重に手術を行うのであれば、手術の日程をずらさなくてはならなくなるでしょう。 せっかく計画した手術日がずれると、飼い主さんお予定もくるってきますよね。 しっかりとご家族に、夕飯後は、ドライフードもオヤツも与えてはいけないコトを伝えておきましょう。
爪が長いと、動物病院に行った後に、もし嫌がって暴れたときに爪が折れてしまうような事故が起きるかもしれません。 「こんなにおとなしいウチの仔が暴れたり怒ったりするはずがない!」 と思った飼い主さんはいると思いますが、ときどき家ではとっても大人しくても、病院だと怒ってしまう猫もいるんです。 それは、動物病院というストレス下で興奮してしまいパニックになって怒ったり暴れてしまうのです。 もし飼い主さんが爪を切れないのであれば、入院の際に獣医師にしてもらいましょう。
朝起きて、人間は朝ごはんを食べ、着替えをすまし、猫に「病院に行くよ~」と声をかけながらキャリーに入れる。 ・・という流れはうまくいかないことが多いです。 猫は朝ごはんをくれない違和感から始まり、「病院」というワードで嫌なことを思い出し、部屋のどこかに隠れてしまうことがあります。 そして、小一時間と猫との追いかけっこの末やっとキャリーに入れることができ、病院に着くころには飼い主さん猫もグッタリという場合もしばしばです。 そのためにも、気づかれる前の猫が寝ぼけている間にキャリーにいれてあげましょう。
この他にも、一緒にいつも使用しているタオル等の臭いがついたものを持参すると猫が比較的安心して動物病院で過ごせるでしょう。 いろいろと不安になってしまう点もあるとは思いますが、それはしっかり獣医師に聞いておくということも飼い主さんの準備の一つです。 なんでも聞いてくださいね。