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年齢不詳のオス猫を去勢するために必要なこととは?【保護猫の去勢】

2016.08.08
オス猫の去勢

「うちの子は保護猫だから、はっきりした年齢がわからなくて・・。」 このようなケースは結構あるものです。 猫を飼うきっかけは、ペットショップやブリーダーから購入する場合と、拾ったなどの保護猫を飼育する場合に分かれます。 保護猫の飼育を選択した場合には、年齢がわからないということはその仔をどうやって一生飼育していくのかというライフプランに影響するので、年齢を推定しておくことはとても重要なことですよね。 その重要性は去勢手術などの麻酔を必要とする場合にさらに大きくなります。 今回は年齢不詳の猫ちゃんに対して去勢手術をする場合、どのような準備と対策が必要なのかお話ししたいと思います。

保護猫を飼育したら、まずは獣医さんに診てもらおう

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保護施設や知人から譲り受けた猫。 まだ幼い仔なら体の大きさや歯の状態から月齢を推測することは、獣医師にとって容易いことです。 しかし、もうすでに体が大きくなり野良歴が長そうな仔は、外貌や歯の状態も若くしてボロボロだったりするので、年齢を特定することはかなり難しくなります。 それでも獣医師であれば目や被毛、爪など全身的にくまなく診て年齢を推測することが可能だと思いますので、動物病院に連れて行って獣医師の検診を受けましょう。 もちろんまず最初にやることは、寄生虫の検査と駆除、ワクチン接種でしょう。 さらに、野良歴が長そうな仔はウイルス検査も早いうちに受けておいたほうが良いでしょう。

年齢がわかったら必要なことが見えてくる

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獣医師に診てもらって年齢がわかったら。 前提として元気で明らかな疾病状態にないことが前提ですが、 1歳か2歳くらいの若い猫であったなら比較的飼いやすいことでしょう。子供の時から飼育しているのとほぼ変わりない飼い方が可能だと思います。 また、3〜6歳くらいの猫でも保護時の体調に問題がなければ1〜2歳の猫と同じように飼うことが可能です。 問題は、7歳以降の高齢期に入っている猫を飼い始めた場合。 この場合には、元気といえども何かしらの病気がないかをチェックしておく必要がありますし、一生を終えるまで飼育できる期間も短くなりますからそれなりの覚悟を持つ必要が出てきます。

去勢手術に必要な準備とは?

猫

年齢不詳の猫に対する去勢手術は、術前検査が非常に大切になります。 検査する内容も多くなります。 血液検査、レントゲン検査は行うべきでしょう。全身を診てもらい、先天性疾患や隠れている病気を洗い出すことが重要だと思います。 また、野良猫を保護した場合はウイルス検査は必須でしょう。猫エイズ(猫免疫不全ウイルス感染症)や猫白血病(猫白血病ウイルス感染症)はすぐに感染しているかを検査できるため、同居の猫がいる場合には飼育する時に調べておくことが大切になります。 なぜ手術の前に必要な検査なのでしょうか? 確かに、麻酔をかける上ではウイルス検査は絶対必須の検査ではありません。動物病院によってはウイルス検査せずに去勢手術する場合も多くありますし、問題ないとも言われています。 ただ、ウイルス感染している場合の手術は時によって術後の回復に影響が出ないとは確約できないため、念のために検査をすることが推奨されるのです。

まとめ

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年齢がある程度すすんだ保護猫を飼育し始めた場合には、飼育し始めた頃にできるだけ早期に動物病院で検診を受け、推定年齢を教えてもらうとともに病気のチェックをしっかりしてもらいましょう。 それらを受けた上での去勢手術だと思います。

 
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