動物病院に猫を連れてきた時に、緊張して丸まっていることはありませんか?
猫は基本的に家の中でのみで飼う方が多く、外に出るだけでもめずらしく家の外に出ただけで緊張する仔が大半です。
動物病院という家とは違う空間に戸惑っているという場合もありますが、連れてきた時点で興奮状態の仔も多いでしょう。
あまりにも緊張して興奮してしまっている猫は、全身の一般状態を確認する診察ができないこともあり、病気の発見・判断・確定がきちんとできないこともしばしばあります。
また、緊張しすぎてしまいストレスで体調をくぐす猫も多いので、外出だけで猫自身への負担になってしまうこともあるのです。
移動中に少しでもストレスを予防する方法もあるので、それについて説明していきます。
移動は短時間で!
移動時間はできるだけ短時間の方がよいでしょう。
できれば、10~15分くらいで到着できるような距離がベストです。
もし1~2時間かかってしまう距離であれば、長時間でもリラックスできるようにキャリーの中で落ち着ける工夫をしましょう。キャリーの中にお気に入りのおもちゃや飼い主さんの匂いのついたタオルを入れてあげたりすると安心することができるかもしれません。
キャリーの持ち運びの際は振動に気をつけて!
キャリーがゆれると、中の猫は安心できずに移動中ずっと不安に思います。
電車や歩きで移動する場合は、持っているキャリーを体に密着させ、ゆっくりと歩きましょう。
車での移動は、ブレーキの際に座席からキャリーが転げ落ちないように、床に置いたりシートベルトに付けるように気をつけてください。車酔い予防のためにも、運転も気をつけましょう。
自転車の移動の場合は、歩道と車道の間の段差で激しい衝撃が猫にかかる可能性があります。ゆれも他の移動方法よりも多いので、十分に注意してゆっくりとした安全運転に気をつけましょう。
外の騒音にも注意!
家の中のいる時とは違った聞きなれない音が外の世界にはたくさんあり、それが猫にストレスになってしまいます。
知らない人の声、車の音、犬の声、駅のアナウンスの声、自転車のベルの音などなど、たくさんありますよね。
全ての音を遮断することは不可能ですが、できるだけ騒音は聞こえないようにしてあげましょう。
移動中のキャリーにタオルをかけて覆ってあげて、少しだけでも静かな空間を作っあげてくださいね。
まとめ
上記の対処をとってもどうしても少しは緊張してしまう猫はいます。
そんな時はやさしい声で話しかけてあげ安て心させてあげましょう。
また、飼い主さんが緊張していると猫も気持ちを感じ取ってしまい、さらに不安に思ってしまうことがあります。
飼い主さん自身も穏やかに保てるように気持ちを整えてから、動物病院に行けるように気持ちを準備しておきましょうね。