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一歩踏みだしてみよう。オス猫の去勢手術に前向きになれる5つのポイント。

2016.09.26
オス猫の去勢
「手術」と聞くと、かわいそう、何だか怖い、お金がかかるなどの、マイナスのイメージがどうしても先行してしまいがちです やった方が良いのだろうけど…と、そのまま去勢手術から遠ざかってしまう方もいらっしゃいます。 でも、そのような時は是非一歩前に踏み出して、手術のプラスの面についてもう一度考えてらうのも良いのではないかと思います

去勢手術をしたオス猫とは暮らしやすい

img_2767 オス猫を悪く言うつもりはないのですが、未去勢のオス猫と一緒に生活するのはなかなか大変です。 未去勢のオス猫で問題となり易いのが ・スプレー行動(マーキング行為) ・臭いの強いオシッコ ・外に出たがる ・他の猫と喧嘩をする ・毛や尻尾のベタつき いずれも去勢手術で予防出来る可能性のあるものばかりです。 ホルモンの影響が大きいこれらの問題は、いずれあなたの頭を悩ませる時が来るかもしれません。 オス猫にとって去勢手術は、飼い主との関係をより円滑にしてくれるでしょう。

短期間の入院で帰れる

デリケートな猫たちにとって、入院が大きなストレスになるというのは確かに間違いありません。 しかし、去勢手術の入院は通常一泊程度。 翌日には居心地のいい我が家に戻ってくることが出来ます。 このように短い退院で帰れるということは、猫の負担を最小限に抑えてあげられます。 猫は動物病院では警戒して食事を全く食べない場合もありますが、翌日の朝ごはんから、自宅のいつもの器でいつもの食事をとることが出来るのです。

麻酔時間は短い

時間 手術となると、心配なのはやはり麻酔。 もちろん100%安全な麻酔は存在しません。 そのため獣医師は麻酔をかけている時間を出来るだけ短くするように心がけています。 手術の中でも、オス猫の去勢手術に要する時間は短く、順調に進行すれば5分〜10分以内に終了することが出来ます。 そのため、麻酔が必要になる時間も手術の中では短いものになります。

お腹を開かずに手術は出来る

メス猫の避妊手術では、お腹を開いて他の臓器の中から、子宮や卵巣を探り当てて取り出さなくてはいけません。 一方、オス猫の去勢手術においては、陰嚢の皮膚と総漿膜という膜の切開のみで、目的の精巣にたどり着くことが出来ます。 周囲の主要な臓器に触れることもありません。 そういった意味では、体へのダメージ(侵襲)はメス猫の避妊手術よりも少ないものとなります

費用の負担は比較的少ない

お金 オス猫の去勢手術の平均料金はおおよそ15000円。 これは、オス犬の去勢手術や同じメス猫の避妊手術と比べると少ない金額となっています。 また、これらの手術と比較して、抗生剤などの使用も短期間であり、負担はさらに小さくなると思われます。術後の通院においても抜糸の必要がないために通院頻度も増えずに済むでしょう。 もちろん料金が全てではありませんが、近所の顔見知りの猫に去勢手術を考えてあげたい…など、費用をあまりかけられない場合にも前向きに検討できるでしょう。

まとめ

オス猫の去勢手術が「簡単だ」とか「絶対安全だ」と言っているわけではありません。 大切な愛猫の手術に躊躇するのは当然です。 ただ、去勢手術の事をよく知って、そのメリットを十分に感じた上で、安心して手術の決断をしてもらいたいと思っています。
 
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