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オス猫は去勢をするといつまでも子供っぽい?

2016.10.31
オス猫の去勢

日本の動物病院では通例として、6ヶ月齢をを目安に去勢手術を行っているところが多いと言われています。 それは、体の発育がある程度しっかりしてきて、麻酔も安定してかけられる月齢だからです。 実際6ヶ月齢の猫というのは、まだまだやんちゃ盛りの仔猫であって、 「こんな若い子を去勢したら急に性格や様子が変わってしまうのではないか?」という不安を持たれる方も多いと思います。 そんな若い猫を去勢した場合の性格や体は、去勢しない場合と比べてどう変わるのでしょうか? 今回はそういった猫のキモチとカラダの疑問にお答えしようと思います。

去勢後、おもちゃにじゃれつくことはなくなってしまうのか?

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去勢手術をする6ヶ月齢くらいの頃は、カラダが大きくなってきて動きもさらに激しくなってくる時期でもありますよね。 そんなカラダでおもちゃに対して全力でじゃれつく。それはもうかわいらしさ満点です。 その6ヶ月齢以降は二次性徴が始まり、カラダに変化が起こります。 猫の二次性徴というのは、より筋肉質な体になり、陰茎に棘が形成され、顔周りの皮膚が厚くなって凛々しい顔つきへと変わるのです。 この頃になると性欲が高まり縄張り意識など警戒心が強くなって、子供っぽさはすっかりなくなります。 では二次性徴が始まる前に去勢手術をした場合では、ずっと子供っぽさが残るのでしょうか? 確かに、未去勢オス猫特有の威厳さのような強さは形成されません。 よって、いつまでたっても穏やかで攻撃性の低い猫になることが多く、結果、無邪気におもちゃで遊ぶ時期が長く続くように感じます。

去勢後の性格はおっとりする?

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二次性徴のお話でもありましたように、二次性徴前に去勢をすると凛々しさや強さは形成されません。かといって反対にどんな猫もおっとりとして穏やかな性格の猫になるのかというと、実際はそうでもありません。去勢オス猫の傾向としては、猫同士の喧嘩を避け、のんびりと自由気ままに過ごすことが多くなりますが、穏やかでなく気の強い猫もたくさんいます。 このおもてに現れる性格の差は、猫の品種にも大きく左右されると感じています。

兄弟猫とはどう接するようになる?

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兄弟の猫を子供の頃から買っている場合、去勢の時期を経てどういった関係に変わるのでしょうか? もしも去勢をしなかった場合は、お互いに尿スプレーによるマーキング行動が激しくなり、もしかすると本気の喧嘩をしてしまうかもしれません。 しかし、お互いに去勢をすると、警戒心や闘争本能がかなり抑えられるため、うまくいけばずっと長く仲良しでじゃれあって遊ぶ猫に育つかもしれません。 いずれにしても、若いうちに去勢をした兄弟猫は仲がいいものです。

去勢後、人との接し方は変わる?

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猫の性格にもよりますが、人との接し方は去勢猫と未去勢猫でものすごく変わるわけではありません。それはなぜかというと、猫の生活と人間の生活は違うからです。もちろん、より人間の生活に合わせて生活させようとすると、去勢してあったほうが楽だと思います。 飼い主に甘えるかわいい猫に育てようと思ったら、去勢猫がオススメですね。

まとめ

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いかがでしたでしょうか? 若い時期に去勢をすることで、人と共存しやすく、穏やかで少し子供らしさも残る猫に育つと思われます。いつのタイミングで去勢をするかは結構大事ですね。 よく考えて手術の時期を決めてください。

 
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