猫の手術について色々を気になることはあると思います。
手術をするにあたって、とくに日程などの時間割がわからないと飼い主さんの日常の都合もあるので不安ですよね。
基本的な「退院はいつできるのか?」などの去勢手術にまつわる時間の流れについてお話していきましょう。
退院は翌日か当日が多い
猫の去勢手術はほとんどが。手術を行った翌日もしくは当日に退院できることが多いでしょう。それぞれの動物病院で違いはありますが。病院の方針によっては安静に経過をみるために1週間ほど入院するケースもあるかもしれません。
オス猫の去勢手術自体は、いろいろな外科手術の中でも、猫本人に負担が少なく、難しくない手術のひとつです。
お尻にあるプリッとした睾丸の皮膚を切り開き、精巣につながっている血管をしばって切り精巣を摘出します。お腹を切り開くような手術ではないので、猫への負担・侵襲性が少ないのです。
というように手術としてはそこまで難しいものではないため、早い段階で当日もしくは翌日に帰宅できるでしょう。
しかし、例えば、自宅では元気よくはしゃいでしまうような仔は当日ではなく、せめて翌日の退院としてしまった方がいいかもしれません。動き過ぎてしまうと、傷口から少し出血してしまうこともあるからです。出血自体は、おさえて圧迫止血すれば数分でおさまりますが、何度も起こると飼い主さんも心配ですよね。そんな場合は、やはり病院で安静に経過をみてあげる方が安心でしょう。
鼠径陰睾や腹腔内陰睾は2日以上入院するかもしれない
猫の中には精巣がお尻の位置まで移動しきらないで、股(鼠径)やお腹の中(腹腔内)でとどまっている場合があります。
それを鼠径陰睾、腹腔内陰睾と言います。
その場合、股を切開して精巣を取り出したり、お腹を切って取り出します。
通常の去勢手術より傷口が広くなったり、周辺が腫れる可能性があります。
そのため、入院期間が数日のびて、2.3日入院しなければならない場合もあるでしょう。