去勢手術後に猫が「どうなるのか」気になりますよね? 手術を終えた後の猫の様子についてお話していきましょう。
動物病院で去勢手術する際は麻酔をかけて寝ててもらいます。 手術が終了したら、麻酔から覚め始めて、猫は少しずつ起きてきます。 すぐにシャキっと起きるわけではなく、徐々に意識がはっきりしてくるので、直後は立ち上がるとフラフラとよろけてしまったり、起きていられずにまた眠ってしまったりします。 それを見守っている獣医師たちは麻酔の影響で体温が下がりやすい猫を温めて様子をみるのです。 猫によっては、直後に元気いっぱいになり、鳴き続けてたり、起きたら動物病院の部屋の中でびっくりしてパニックになる仔もいます。
退院して帰宅したら、大抵が大人しくグッスリ眠りにつく猫が多いでしょう。 手術の疲れや慣れない動物病院で過ごしたこともあり、疲れていて家に安心して眠ってしまいます。 その後1~2日はよく寝ていることが続くことが多く、これを飼い主さんが見ると元気がなくて心配してしまうようです。 確かに大人しくて食欲も落ちている仔が多いので不安ですよね。 これが徐々に元気になっていくので様子をみてみましょう。 もちろん、下痢になったり、1日経ってもぐったりしていて動かないような状況は、緊急の場合があるため、早めに動物病院に相談してくださいね。
手術直後もそうですが、数日経ってしまうと、傷口の痛みなど微塵も感じさせない元気な様子をみることができます。 いつも通りに部屋の中を歩き回ったり、高いところに飛び乗ったり、エサを要求してきたりと、以前と変わらないことが多いでしょう。
手術の際に動物病院につれてこられて、置いていかれたという記憶を覚えている仔は、後日また動物病院に受診した時、以前よりも緊張しておびえる猫が多いように感じます。 置いていかれたショックなどもあり、「また置いて行かれるのかも?」という不安にかられるのかもしれません。 飼い主さんはキャリーに入れる時に嫌がって困ってしまうかもしれませんね。
これは去勢手術した猫の7・8割が悩まされる問題かもしれませんが、手術後二人やすくなります。 去勢したことにより、今まで生殖器などでエネルギーが使われていた部分がなくなり、代謝が落ちてしまいます。 その状況でも同じ食生活を続けると、肥満につながるのです。 手術後、1ヶ月くらい体重の変動を確認し、500g~1㎏ほど増えてきてしまうようであれば、低カロリーフードなどに切り替えてみましょう。
上記は術後に多いケースを述べています。 猫はそれぞれ違った症状を示すこともあります。 気になる事があったら、動物病院に相談しましょう