メス犬を初めて飼う方は不安に思うことがある
「いつ発情しているのか?」
「生理がきているの?」
という疑問があると思います。
そんなメス犬の発情についてお話していきましょう。
出血してたら発情?
知ってる人も多い犬の発情といえば
・陰部からの出血
人間の女性の生理のような出血と考えている方も多いと思いますが、犬は発情中に出血をします。
これは発情の最初の段階で膣の部分が腫れてきて、そこから出血をしている状態です。
床にポタポタと血痕が落ちていたり、陰部から血がたれていたり、尿に血がまざっていたりすると気づきやすいと思いますが、犬自身が血液のにおいが気になり舐めて取ってしまう場合も多いでしょう。
舐めて取られてしまうと出血があるがどうかわからない飼い主さんもいるようですが、犬がすわっているところに血液がついていたら発情出血の場合が高いです。
陰部の腫れ、おっぱいの腫れも発情のサイン
出血以外でも目で見てわかりやすい兆候としては
・陰部の腫れ、乳腺の腫れ
もあります。
日常的に陰部の観察や乳腺の観察を行っていないと、腫れているかも?ぐらいの印象でわかりにくいと思いますが、
発情期が来る前から陰部の形・大きさを見ておけば、発情期でのぷっくりと腫れあがった陰部の違いもわかるでしょう。
また、乳腺・おっぱいの腫れに関しては、犬の乳腺は胸からお腹、下腹部にかけて全体に存在する組織なので、腫れるとしたらその全体が腫れます。かつ、左右の乳腺はそれぞれ分かれて腫れ、それぞれの乳頭にそって腫れることが多いでしょう。そのため、見た目にもふわっと張れていたり、さわった感触がいつもならまっ平なのに、発情期にはなだらかな凹凸が感じられるでしょう。
まとめ
上記以外でも発情行動は、しっぽの根本あたりのおしりを刺激するとお尻をあげるなど色々あります。
また、血尿など泌尿器の病気を発情出血を間違えるケースもあるので、注意して観察するか、動物病院に相談してみましょう。
また、避妊手術を考えている場合は、できれば発情している間は避けましょう。発情期は手術で摘出する子宮や卵巣への血流が多く、オペ中に出血しやすくなる可能性があるからです。